かんたん便利なみえますねっと


ある依頼を受け、PanasonicのIPカメラ、i-pro smartHDシリーズのWV-SPW311ALを設置しました。

このカメラはいわゆるプロ向けであり、詳細な画質設定が可能です。このカメラについてはまた別の機会にレビューを行いますが、今回は設置時にPanasonicが提供するクラウドサービスみえますねっとを利用することにしたので、まずはこちらからレビューをしていきます。

グローバルIPアドレスの記事でも説明したとおり、近年プロ向けカメラでも、ルーター越え=ネットワーク外からの操作を可能にするサービスが導入されています。

しかし、家庭向けIPカメラでは一般的に利用されている、外出先からのスマホやPCでの操作とは基本的な仕組みが異なり、グローバルIPアドレスとDDNSを利用するものとなります。IPカメラである以上、これら(グローバルIPとDDNS)を使えばメーカーのサービスがあろうとなかろうとネットワーク外からの操作は可能ですが、準備や設定にはある程度のネットワークに関する知識が必要となります。

みえますねっとは、これらの準備を簡単な操作で行えるようにするサービスです。月額¥980(クレジットカードで支払う場合)で、

  • スマホやPCなどで外出先からライブ画像表示
  • DDNSのサービス利用
  • 動体検知などのセンサー通知
  • 通信異常があれば通知

*別料金オプションで録画も可能。

*同じネットワーク内でカメラを増設する場合、最大10台までこの料金で運用可能。

以上を提供するものです。実は上記のサービスは全てみえますねっとを利用せずともカメラの機能だけで実現は可能です。しかしこれらを簡単な設定で実現できるのがこのサービスの特徴と言えます。

例えば通知機能については、このようなプロ向けカメラでは動体検知の通知をメール送信するためにはSMTPの設定が必須になります。しかしこれがなかなかメールサーバとの相性問題や認証方式のちょっとした違いなどから意外に運用が面倒なケースもあります。このみえますねっとでは家庭向けIPカメラ同様に、通知したい相手のメールアドレスだけ設定すれば大丈夫です。

 

では実際にこのサービス、簡単に導入できるものなのでしょうか。結論から言うと、びっくりするほど簡単です。

まず必要なのはサービス登録ですが、これはカメラやネットワークの知識とは関係なく、ユーザー情報や支払い情報、メールアドレスの登録などで、ここでは割愛します。

サービス登録を済ませてカメラの設定画面にブラウザでアクセスします。この作業はさすがにローカルネットワークで行う必要があります。

 

1. 基本メニュー→インターネットタブ

UPnP(自動ポートフォワーディング)をOnにします。(ルータがUPnPに対応している必要があります)

DDNSの設置地域を日本に、サービスをみえますねっとにします。

 

2. ネットワークメニュー→アドバンスタブ→UPnP

ここは1.の設定が勝手に反映されます。

 

3. ネットワークメニュー→アドバンスタブ→DDNS

サービスでみえますねっとを選択すると、下のみえますねっと登録へのリンクにURLが表示されるのでクリックします。

別画面でサービス登録画面が表示されるので、それに従い設定を行います。

設定が正しく行われるとカメラURLに事前のサービス登録で設定したドメインが表示されます。

これで完了です。

 

PCから利用する場合は、

www.miemasunet.netにアクセスし、Eメールアドレスとパスワードを入力。

 

スマホから利用する場合は、

みえますねっとアプリをダウンロードし、起動したらEメールアドレスとパスワードを入力。

 

ブラウザで3. のカメラURLにアクセスすると、カメラに直接アクセスできます。

この場合はDDNSを利用してグローバルIPでカメラに直接アクセスしていることになりますので、ローカルネットワークからカメラを利用する場合と同様、詳細な設定を行うことが可能です。

 

サービス登録など説明を省いている部分もありますが、とにかく利用を開始するまでが簡単です。

そして、このように専用アプリを用意してあるのはエンドユーザには便利でしょう。中にはブラウザでIPアドレス云々などと説明しても何のことだかさっぱりという人もまだまだ多いでしょう。

以上、DDNSやポート開放などの知識はなくてもこのサービスを利用することはできます。ただしこちらの記事でも紹介しましたが、ちょっとしたトラブルが発生した場合など、やはりある程度の知識はどうしても必要となりそうです。