人感センサ


PIRセンサ(集電型赤外線センサ)と呼ばれるタイプのもので、公衆トイレや人が近づくと点灯するライト、自動ドアにも使われています。

IPカメラにもこれを備えたものがあります。センサを中心に100度ほどの円錐型でおよそ5m程度の範囲で検知が可能なようです。カタログ上では7m、8mとあっても、実際に使って見ると、かなり派手に動かないと反応しません。

大雑把にいうと、物体が発する赤外線放射の変化を感知する仕組みです。

物体の温度が異なると、赤外線というか電磁波の波長が異なります。室温20度の場所で体温36度前後の人間が動き回ると、波長の異なる赤外線(電磁波)が何やら動いてる。それを検知するという具合です。

では室温が36度ならどうか、残念ながら検知できません。一般的には周囲の温度が30度を超えると感度が悪くなると言われてます。

このような特性から、屋外設置タイプで人感センサが付いているIPカメラは、私が知る範囲ではお目にかかったことはありません。屋外に設置しようとすると、センサ自体を風雨から保護する仕組みが必要になり、アクリルやガラスなどでセンサを覆うと、これがまた感度を鈍らせてしまいます。

しかし空調の効いた室内なら威力を発揮します。IPカメラの検知機能というと動体検知が真っ先に挙げられますが、個人的には太陽光による部屋の明るさの変化で誤検知してしまう動体検知より、人感センサの方が不審者を確実に検知するという意味では有効だと思います。

ただこちらも5mという範囲の制約があることや、カメラが写す画角とセンサの検知範囲のズレがあるため、設置には実動作の確認が必須でしょう。私の経験からは、8畳ほどの室内で部屋の隅にカメラを置けば部屋全体をカバーできる印象です。