USA Vision(GeoVision) UVS-ADR1300 レビュー


USA Vision UVS-ADR1300のレビューです。

機能や使い勝手などの詳細は、以下の記事を参照していただくとして、

今回は総評を述べていきたいと思います。

 

まず目を引くのはその価格です。実勢価格¥20,000未満ということで、個人でも手が届く範囲かと思われます。

とは言っても、一般家庭での見守り用途で気軽に運用できるとは思いません。

設置にはどうしてもIPアドレスの概念が付きまとうので、少なくともIPネットワーク運用の知識がある程度は要求されます。

簡単設定、すぐにスマホでも見れる、と言ったキャッチフレーズで発売されている個人向け商品とは明らかに異なるジャンルのカメラです。

 

しかしその分、画質調整機能や動体検知については同価格帯のカメラにはない細かな設定が可能です。WDRを使えば、逆光なので何が映っているのかわからない、ということも回避できそうです。監視防犯用途として十分に使えると思います。

動体検知についても、認識する大きさ、感度、範囲の設定が可能です。草木が揺れたり、飛び回る虫に反応することを運用次第で回避できそうです。

 

具体的に想定されるのは、ドーム型なので天井から見下ろす形での撮影です。

小売店や工場などで複数台設置し、専用のソフトウエアで集中管理する、というのが一般的な使い方でしょうか。

SDカードへの録画も可能ですが、少なくともNAS、できれば専用のNVRを用意したいところです。

専用のソフトウエアという点については、非常に充実したツールが無償で提供されています。

また、ONVIF対応なので、すでに数台以上の規模で高性能のレコーダーを含む監視システムを導入してある環境には、とてもリーズナブルにカメラを増やすことができそうです。

 

ではNASやNVRなしにカメラ1台だけ設置しても意味がないのか、といえばそんなこともないと思います。

個人的には1台だけという前提で、一般家庭での設置もありだと思います。あくまで1台です。

1台であればブラウザだけでも十分運用可能です。スマホビューワーもありますし、VLCでもライブ画を見るだけなら可能なので、周辺機器の追加費用なしで設置可能です。

POE対応、さらに屋外対応でもあるので、軒先などに設置すれば、一般家庭向けに提供されているホームセキュリティシステムとは別次元の高精度な監視カメラとなります。

この場合、外出先からのアクセスにはポート開放やVPNサーバ設置などの作業が必要になります。

ただし2台以上の設置となると途端に話が変わり、見るにも録画するにも専門知識が必要とされてきます。

 

複数台カメラを設置する本格的な環境でも、ホームユースでも、工夫次第で様々な場面で活用できそうな優れものとの印象です。この価格で本格的な監視システムに使えるカメラはなかなかないと思います。