ネットワークカメラの画質

一般的なカメラの画質は解像度に依存します。

ネットワークカメラの特徴として、

ネットワークに画像を配信する

扱う画像は動画である

ことが挙げられます。

解像度は一枚の画としての情報量ですが、動画としての情報量はビットレートになります。単位時間あたりどれだけの情報量まで画像を圧縮するかという尺度です。よって、ビットレートが高いほど高画質となります。

しかし情報量が多いほどネットワークへの負担となります。カメラ専用のネットワークであれば良いのですが、個人やSOHOで運用する場合はそのような環境を構築することも難しいと思います。

結果として、画質とネットワーク負荷のせめぎ合いとなり、ほどほどのビットレートに押さえておく必要があります。特に近年の廉価版製品では、公衆回線(4GLTEなど)を利用したスマホでの遠隔監視機能を考慮して、よりビットレートを低く抑える傾向があるようです。

身近な比較として、ドライブレコーダーの画像を見たことがある方はわかると思いますが、同じくらいの解像度にも関わらず画質は雲泥の差があります(ドライブレコーダーの方が高画質)。これは、ネットワーク配信を考慮してビットレートを抑えているからです。

メーカー仕様では、解像度がセールストークとして宣伝されますが、画質を気にする人は必ずビットレートを確認しましょう。低価格製品でも100万画素(1280×720)の商品はたくさんあります。高価格製品でもフルHD(1920×1080)程度のものです(4KはIPカメラではまだ出始めたばかりです)。かたやビットレートは、低価格製品では最高1,024kbps程度ですが、高価格製品では32,000kbpsまで設定できるものもあります。解像度が数倍の幅であるとしたらビットレートは数十倍の幅があります。最終的な画質は解像度とビットレートの掛け算で決まるので、ネットワークカメラに関しては、解像度よりビットレートの方が画質を左右すると言って良いでしょう。